香典返しとは

ある程度の年齢の方であれば、誰しも香典返しという言葉を聞いたことがあると思います。

また、お葬式に参列した際に、香典返しを頂いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

では、香典返しとは、どういったものを指すのでしょうか?その前に、香典と言うものを理解しておきましょう。

そもそも香典というのは、故人が亡くなった後は大変だろうからということで、葬儀の際に参列者が渡すお金が慣習化したものです。

それで、香典を受け取った方は、そのまま受け取るのは悪いから、何か御礼をしなくては、というところから生まれたのが香典返しです。

人が亡くなった際の心づけに対しても御礼をするというのは、非常に特殊な文化で、日本ならではのものではないでしょうか。

海外では、故人に対して何か送るという慣習はあるかもしれませんが、日本のような香典とその御礼と言うのはあまり存在しないようです。

若いうちはあまりお葬式に参加することもないでしょうが、年を取ってくると何かと冠婚葬祭に関わることも増えてきます。

中でも、人が亡くなった際のイベントである葬儀は、マナーや慣習を大変重視します。

知らずに恥をかかないように、あらかじめ調べて知識を持っておくべきでしょう。

香典返しの必要性

お葬式に参列して頂き、お香典を下さった方々に対して、香典返しというのは本当に必要なのでしょうか?本来、香典というものは「故人の死後、何かの足しに」という意味合いを込めて参列者が渡すものです。

例えば、香典返しの相場と言うのは、一般的に香典の半額の品物とされていますが、頂いたお金の半額を返したのでは、香典の意味が薄れてしまうようにも思えます。

ですから、本当に香典の全てを受け取るのであれば、香典返しという慣習は、必要ないと思いませんか?ただ、慣習と言うのはなかなか変わりませんので、最近は安価な品物を用意し、負担を減らすというケースも増えてきているようです。

また、最近はお葬式ではなく「お別れ会」「お別れパーティ」というような形式にして、香典自体を受け取らないケースもあるようです。

ただ、日本人の心情として、品物を頂いたら御礼をしなくてはというのは当然のことです。

ですから、お互いが負担にならないような形が近年では好まれているようです。

もし、あなたが香典返しをするのであれば、形式的なものではなく、御礼の気持ちが伝わり、かつ相手が快く受け取ることのできる品物を選ぶことが大切だと思われます。